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調査・報告

HoT-JeTリレー:北海道・東北の登録日本語教員養成機関のご紹介(東北大学)

  • HoT-JeTリレー
  • 東北
  • 宮城県

「HoT-JeTリレー」は、北海道・東北の教員養成の現場から教育現場までさまざまな現場を紹介してもらう企画です。今回は、北海道・東北の登録日本語教員養成機関のみなさんに、その課程の特色や工夫についてご紹介いただきます。この記事が、養成機関同士の知見を深める場となり、また、日本語教育の未来を担う人材の育成に役立つ一助となれば幸いです。各機関の記事を、ぜひご一読ください。なお、この記事は掲載時点の情報が掲載されています。最新の情報は各機関にお尋ねください。
 

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 東北大学「登録日本語教員養成プログラム」の紹介

「登録日本語教員養成プログラム」の位置づけ
 東北大学文学部には、26の研究室があり、その中の1つ日本語教育学研究室で「登録日本語教員養成プログラム」が運営されています。学生たちは、文学部の学生として入学し、2年生になる際に研究室に配属され、専門が決まります。研究室に配属されると同時に、「登録日本語教員養成プログラム」が始まり、3年生後期の実践研修に向けて科目履修を進めていきます(図1)。

 

図1 「登録日本語教員養成プログラム」の位置づけ
 

「登録日本語教員養成プログラム」で養成したい人材像
 本研究室が運営する「登録日本語教員養成プログラム」では、グローバル化・多様化の進む社会において、日本語学習者に応じた適切な学習環境をデザインできる日本語教師の養成を目指しています。同時に、社会における異なる文化背景をもつ人同士の関わりに際して、互いに人として尊重し合いながら、課題を共有し、ともに解決していくための資質・能力を備えた人材の育成も目指しています。

登録日本語教員養成プログラム」での学習内容について
2年生:日本語教育学の基礎をつくる

 2年生では、日本語教育学における基礎的な知識と考え方を学びます。社会における日本語教育の意義や制度、日本語を教える際の日本語の捉え方、言語の習得過程や学習、日本語を学ぶ学習者の多様性、日本語教師に必要となる資質・能力、日本語によるコミュニケーションなどについての授業があります。講義形式のものもありますが、他の学生とディスカッションをしたり、日本語学習者と実際にコミュニケーションをとったり、教案をつくって模擬授業をしたりと実践的な形式で行われます(写真1)。

屋内, 天井, 人, 民衆 が含まれている画像

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写真1 授業の一環として実施されている留学生との会話セッションの様子
 

3年生前期:より実践的、専門的な内容へ
 3年生以降の授業では、日本語教育に関する、より実践的、専門的な内容を扱います。教材分析、コースデザイン、シラバス、カリキュラム、教室活動、教案作成、模擬授業、テストと評価などについて具体的に学び、3年生後期に行われる実習につなげます。またこれらの実習に直結する実践的な授業以外にも、文学部の他の研究室が提供する多様な科目を受講することによって、多角的な視点から日本語教育を捉えると同時に、日本語教育に関する専門性を高めます。

3年生後期:実際に学習者に教える
 実習は3年生後期に行われ、実践的な教育能力養成の場となっています。研究室で運営している東北大学の留学生や研究員を対象にした夜間日本語コースで、これまでの授業で学んだ知識やスキルを生かして実際に教えるだけではなく、コースの企画・運営・評価も教員とともに行い、主体的にコースに関わります。教壇実習では、自分の授業を録画して、授業後に授業分析やディスカッションを行い、授業改善を繰り返しながら教育実践力を高めていきます(写真2)。

 

会議室にいる人たち

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写真2 教壇実習の様子
 

詳細は東北大学文学部日本語教育学研究室のウェブサイトをご覧ください。

(東北大学文学部日本語教育学研究室 島崎 薫)

 



 

 


 

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